飯室 悠紀子 さん
アトリエ・オモ３会員/火曜・日本画クラス
四季折々の花に、それがたとえ野に咲く名もなき花であっても、出会った瞬間にその美しさにハッとさせられることがあります。
そのときめきを日本画という形で留めておきたいと思うようになってもう何年経ったことでしょう。
古稀という節目の歳が近づくにつれ、この夢を実現せずに人生を終わりたくないと強く思うようになりました
そして、オモ３に通い始めてこの夏で丸2年になります。
「こんなに楽しい勉強は生まれて初めて・・・」と毎回感動を味わっています。
私は3歳の時に終戦を信州で迎え、5歳からバイオリンを始めました。
鈴木メソードの幼児の音楽教室で学んで以来、半世紀以上バイオリンに関わったその音楽は「音に命あり、姿なく生きて」の世界です。
反面、絵は描く人の魂を「姿」（形）として表すことが出来てもそこに音は存在しないと思っていました。
でも描いているうちに、私は絵に込められた思い出から湧き出てくるように音が聞こえてくることに気が付きました。
”Painting is life, along with music” なんですね。
この2年間で描きためた絵は10点近く。
毎回近藤先生の講評に勇気をいただいております。
この奥の深い日本画の世界を、先生のご指導の下、もっともっと極めていきたいと思います。
■プロフィール■
出身 長野県
趣味 バイオリン、カメラ
息子2人は独立し夫と二人暮らしです
山梨の別荘にはたくさんの野菜や花が
「私を描いて！」と待っています