【2018 3月】FACE展2018 レポート

iriguchi

新宿にある損保ジャパン日本興亜美術館にて開催中の『FACE展 2018』。

この展覧会は「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を発掘する公募コンクールで

今年で5回目の開催となります。

今回907名の出品作の中から、アトリエ講師の仙石裕美先生が見事【グランプリ】を受賞されたので早速展覧会を見てきました。

bikan

受賞作『 それが来るたびに跳ぶ 降り立つ地面は跳ぶ前のそれとは異なっている 』はエントランスを入って正面に展示されています。

 

仙石先生はいつもとてもポジティブで、明るい空気をまとっていらっしゃるのですが
作品もまた、鑑賞者に晴れた空気を届けるような明るさを持っています。

 

sengoku

この度はグランプリをいただき、とても嬉しく思うとともに、いつもあたたかく応援して下さる皆様への感謝の思いでいっぱいです。

受賞作品は、“たとえ試行錯誤をすることがあっても信じて続ければ必ず次のステージにいけるはず”という

私自身の信じる気持ちを鑑賞者の方と共有できればという思いで制作しました。

この賞を励みにますます制作に精進して参ります。

今後とも、さらに皆様とともに絵を楽しんでいければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

仙石 裕美

さらに奥に進むと、数ある入選作品の中に山中ゼミ受講生:田中聖良さんの『視線Ⅱ』、

オモ3日本画アシスタント:三毛あんりさんの『グライアイ8』が展示されています。

seira

こんな大きな作品を描ける日が来るなんて思ってもいなかった。
環境を、整えてくださったアトリエ・エビス
そして、山中先生に感謝です。
だからこそ 大作ならではの構図にこだわりました。
ぜひ、作品の前に立ってみてください。
現実?空想?
パラレルワールドへのいざないを体感できるはずです。

 

田中 聖良

mike

この公募は珍しく年齢制限のないコンクールですが、使用画材の枠にもとらわれない自由さを持ったコンクールに感じます。

入選作品の中には版画作品、さらには鉛筆や木炭のみで描かれた作品、ペン画もあり、フラットな条件の中で真に『良い絵とは』を追求した展覧会になっています。(一昨年は木版画作品がグランプリを受賞しました)

 

来場者投票で決定する『オーディエンス賞』があります。

ぜひ【私の一枚】を探しながら、力作ぞろいのFACE展2018を鑑賞してみてください。

 

(スタッフ安倍 筆)

 

■展覧会情報

FACE展 2018 -損保ジャパン日本興亜美術賞展-

会期:2018年2月24日(土)-3月30日(金)※月曜休館

開館時間:10:00-18:00(入館-17:30)

会場:損保ジャパン日本興亜美術館(新宿)

入場料:一般600円/大学生:400円 ※高校生以下無料

 

■同時開催

仙石裕美展 -FACE展グランプリ受賞記念展-

会期:2018年2月27日(月)-3月4日(日)

11:00-19:00

会場:弘重ギャラリー

入場無料